液晶パネルなどの表示機器を使用して情報配信や動画配信を行うメディアの総称が、デジタルサイネージと呼ばれています。「サイネージ」とは看板や標識を意味する英単語であることから、日本語では電子看板と呼ばれているケースも見かけられるものです。表示とインターネット通信のデジタル技術を活用することで、平面ディスプレイやプロジェクタに映像や文字を表示することが出来ます。人目をひきやすく、広告の威力が大きいことからもデジタルサイネージはインフォメーションとして活用されたり、プロモーション運営で活用されることが増えてきました。
近年は複数のプロジェクタを使用することで、より立体的な広告や宣伝を発信出来る点も注目されています。デジタルサイネージを導入する際には、それほど道具は必要ありません。まずは液晶パネルなどの表示機器、そして情報を発信または管理するためのセットトップボックス、最後に配信の要となるインターネット環境があれば十分にコンテンツ配信が出来ます。デジタルサイネージはオフィスの共有掲示板として用いられることや、施設内の案内や告知、店舗看板やメニュー表示など、持ち主のアイデア次第でさまざまな用途に使用できる点がメリットです。
反対に、デジタルサイネージを特に何の目的もなく導入しても、集客などの効果は見込めません。現在導入を検討しているのなら、まず何のために電子看板を使用するかを明確にすることが大切です。